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2003年8月 はじめてのニューヨーク BLACK OUT
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期  間 8月12日 8月17日
経  由 ITM−NRT−JFK JFK−NRT−ITM
旅 行 社 個人旅行
航  空 ANA 全日空
ホ テ ル シェラトン・ニューヨーク ホテル&タワーズ
ITM:伊丹  NRT:成田  JFK:J・F・ケネディ


  はじめてのニューヨーク
  どうしても行きたかった都市・・・
  やっと念願がかない、調査も準備も万全で彼と二人で向かいました。

  J・F・ケネディ空港からホテルへはタクシーを利用します。
  空港からマンハッタンまでの料金は一律で$35+チップです。
  ただ、ANA便で到着する日本人旅行者を狙った、白タクがたくさん
  います。カタコトや流暢な日本語で誘われますので、絶対に乗っては
  いけません。いくら請求されるかわかりません。
  必ずタクシー乗り場から乗りましょう!

               シェラトンホテル
               

  ホテルに到着すると、長時間のフライトのせいか、かなりグロッキー。
  お昼ごろでしたが、少し睡眠を取りました。
  夕方から活動開始!

                 あこがれのブロードウェイ♪
        

          

    F.D.N.Y                   馬で巡回するポリスマン
      

  JCBプラザへ行き、オプショナルツアーを検討。
  とりあえず、ナイトツアーを申し込みました。

  ナイトツアーでは、バスでマンハッタン内を見学、それから
  スタッテン島行きのフェリーに乗りました。

         

  フェリーからはライトアップされた自由の女神が見えます。
  写真をいっぱい撮ったけど、ただの光のカタマリ・・・残念〜

              
  
  その後、ブルックリン橋
  橋をわたり、向こう岸の夜景スポットで休憩。
  マンハッタンの夜景が一望できます。
  すっごいきれい!ロマンチック〜

               

          


  翌日は恒例のアウトレットへショッピング♪
  プレミアム・アウトレットといって、全米にたくさん存在します。
  屋外にあり、とても広くって時間が足らないくらい。
  とにかく目当てのモノをすばやくGETしましょう!

  夜にはミュージカル〜!!!
  「美女と野獣」をみました♪

               

  子供騙し?かと思っていましたが、すっごい感動です!
  ヒロインがかわいくて、すっごい声がきれい!
  実はのどにはそこそこ自信がありますが、負けた〜と思いました。
  (←あたりまえやん!)
  ブロードウェイは世界中から選りすぐられた人が集まるのですから・・・

  座席も前から2番目で、役者の表情までバッチリ見えるのです。
  舞台に引き込まれ、思わず涙を流してしまいました。
  それくらいの感動が、ここにはありました。
  ああ、来てよかった〜
  ミュージカル見れてよかった♪

  翌日、8月14日
  朝からセントラルパークへ散歩に出かけました。
  セントラルパーク近くにあるカフェでブレックファーストしました。
  サラリーマンが多く、安くて量も多く、大満足の朝食です。

          

          

  私たちはセントラルパークをなめていましたね〜
  歩けど歩けど、道に迷ったようで、目的地には着きません。
  何人の方に道を聞いたか・・・
  目的とは、ストロベリーフィールズにあるイマジンの記念碑

          

  やっとのことで辿り付き、休憩!
  野生のリスがたくさんいます。かわいい!

     

  ニューヨークの夏は暑いんです!しかもムシムシ暑い〜

  ジョンレノンが住んでいた、ダコタハウスにも行きました。
  その後、アメリカ自然博物館へ−
  トイレを済まし、涼みます。

  トイレといえば、大変です。
  ニューヨークには、トイレがなかなかありません。
  防犯の意味もあるのでしょうが、大きなデパートやホテルくらい。
  ですから、トイレの場所を確認して、散策しましょう!

  博物館では、恐竜の骨?を怪獣、怪獣といってワイワイしました。
  子供の頃に戻ったようで、なんだか楽しかったですよ〜

         

  それからグランドゼロに行くために地下鉄へ。
  これがまた一苦労・・・
  どうも行き先によって入り口が違うのです。
  普通、改札を通ってからホームが分かれているものでしょう?
  たまたま、この駅は違ったようなんです。

  間違いに気づき、改札のおばさんにお願いしてみたのですが、
  怖い顔して、首を横に振るばかり・・・
  しかたなく、もう一度運賃を払って別の入り口から入りました。
  チケットはメトロカードという、プリペイドカードです。
  私たちは2人ですが、1枚だけ購入し、順番に改札を入るのです。
  1人が改札を抜けると、後にカードを渡すのです。
  なんとなくズルイ事してるようですが、ここでは当たり前のよう−

  ホームへ行って、ビックリ!
  人がいない・・・暗い・・・暑い・・・水浸し・・・
  何これ〜!怖すぎ〜!
  黒人が前を通ると、ビクビクして固まっていました。
  (罪も無い黒人さん、ごめんなさい!)
  だって、怖いもんは怖いんですう!

  また間違ってないか不安になって、女性を探しては、聞きまくりました。
  そんな恐怖のとき?を過ごし、運よく地下鉄のも乗れました。(^^;

  グランドゼロはまだ工事を開始したばかりで、すさまじい様相でした。
  まわりを囲むフェンスには、ワールドトレードセンターの写真・・・
  倒壊直後の写真・・・星条旗・・・

       

       

       

  なんとも悲しい雰囲気に包まれていました。
  自然と涙が浮かんできます。ひどすぎる・・・
  犠牲となられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます−

  その後は、メッツの試合を見る予定でしたので、
  地下鉄でシェイスタジアムへ。
  新庄くんを見たかったのですが、その頃は試合に出ていませんでした。
  (実は阪神ファンです。新庄くんのファンクラブにも入ってました)

  時間の余裕もあるし、トイレが心配なので、街中をブラブラして
  時間を潰してました。
  グランドセントラル近くの公園で休憩!(←休憩ばっかり〜)
  そろそろ地下鉄に乗ろうとして、まわりの異変に気づきました

  なんか、人が多くない?
  こんなに多かったっけ?
  車も止まったままやん?

  えっ、えええぇぇぇぇぇ〜?
  信号!信号!
  信号が消えてるう!

         

  地下鉄に降りると、中の灯かりがお化け電球になってます。
  改札が動かなく、出れない人でいっぱいになっています。
  ここの駅、あかんから次の駅に行ってみよう。
  と、地上に上がると、さっきよりも大変な状況!
  人で山盛り、歩ける状況ではなくなっています。
  再度、さっきの公園へ−

  何が起こってるの?
  まわりにいる人たちは全員、携帯電話で何事かを話しています。
  そうしているうちに、公衆電話には長蛇の列・・・

  どうしよう?どうしよう?何か変やん!
  でも、この時、まだ何事なのかがわかりません。
  みんな忙しくバタバタしています。
  続々とビルから人があふれ出てきます。
  車も人の波に立ち往生・・・

         

  とにかく、ホテルにもどろう!
  メッツどころじゃありません。
  何かはわかりませんが、恐怖です!テロかもしれません!
  タイムズスクエアには、中継車やパトカーが・・・
  ただ事ではないって事は理解できました。

  ホテルにもどると、やはり人だかり・・・
  ルームカードを見せないと、中へは入れてもらえません。
  トイレを借りようと来た人も宿泊者ではないので、断られています。
  他には宿泊者でも締め出されたホテルもあったそうです。
  何?何?なによもう〜!

  ホテル横のマンホールのような扉から、人がぞろぞろ引っ張り出されて
  います。地下鉄に閉じ込められた人たちです。
  ああ、地下鉄に乗ってなくて良かった。
  あの暗くて暑い、怖い地下鉄内・・・
  あのとき、もう少し早くに乗っていたら、道もわからず、
  ホテルには帰れなかったでしょう。

  携帯電話で日本に掛けてみましたが、通話ができません。
  回線が止まっているようです。
  公衆電話はいっぱい・・・

  フロントへ行き、聞いてみたところ、
  ”BLACK OUT大規模な停電とのこと・・・
  テロかどうかは不明。
  ロビーか2Fの大広間に居てくださいとのこと・・・

  ホテルからは無料でミネラルウォータ、簡単な食事が用意されました。
  バイキング形式なので、とにかく列に並び、長期に備えて、
  水とバナナを確保しました。

  携帯電話の電池が無くなりそうなので、充電したいけど、
  私たちの部屋は30F
  ホテル内は自家発電なのか、薄明かりは点いています。
  クーラーはかろうじて、きいているくらい・・・
  エレベータは止まっています
  しかたなく、非常階段で30Fへ。
  今日は一日歩いていたので、足が思うように動きません(;;)
  非常階段内はムシ暑く、空気も薄い・・・

  ようやく部屋にたどり着き、荷物を整理しました。
  何があっても逃げれるよう、貴重品のみをバックに詰め、
  水をさらに追加しました。
  部屋にいても落ち着かず、もう一度ロビーへ向かいました。
  2F通路に居場所を確保したのですが、やはり落ち着きません。

  トイレが近くにあったので、行ってみました。
  止めておけばよかった・・・
  水が流れないのです!だから流していないのです・・・
  いろんなものが詰まってあふれていました。

  あきらめて外へ出たところ、次に待っていたご婦人に使えないことを
  伝えたのですが、少しのぞいて「オーマイガッ!
  あきらめるより仕方ありません。

  そのご婦人のあと、日本人らしき女性が入っていきました。
  なかなか出てきません。???
  この人はいったいどうやって用を足したのでしょう?
  床にそのまま?・・・いろいろと想像してしまいます・・・

  トイレも使えず、眠ることも出来ず、途方にくれました。
  部屋にもどれば、トイレは使えるたばこも吸える。(←結構、重要!)
  ベットで横になることも出来る。

  階段はつらいし、上だと何かあったときには逃げることが出来ない
  究極の選択〜
  だって、命がかかってくるわけです・・・
  あなたならどうします?

  私たちは部屋にもどることに決断しました。
  何事も起こらない事に賭けたのです。
  2回目となる階段は本当につらかった・・・
  10階ごとに休憩しました。たばこも吸ってニコチンパワーを補給。

  途中、足の悪いおばあさんに追いつきました。
  ”たいへんね、何階?”、”30Fです”、”私は42Fなの〜” 
  みんなが大変なんです。
  階段には、誰かがこぼした飲み物やガラスの破片が落ちています。
  足元も悪く、慎重に上り下りしなければなりません。

  部屋に戻ると、すぐにバスタブに水を溜めました
  電気が弱くなっているので、トイレの水が流れないのだと思います。
  この水で流せば、使用できますからね〜
  子供のころ、断水があると、よく水をお風呂に溜めてました。
  その知恵があったので、トイレも安心して使えました。

  横になっても眠れないけど、少しでも体力を回復させなければ・・・
  窓から外をみても、真っ暗闇です。
  むかい側の窓から、キャンドルの灯がゆれているだけ・・・

  停電なので、キャンドルを使う宿泊者がいて、それが倒れたら−
  もし、下の階で火事になったら、逃げれないんだ・・・
  不安ばかりがよぎります。

  そうこうしているうちに眠ってしまったようです。
  彼の声で目を覚ましました。
  電気〜!で・ん・きが消えた〜!
  わずかに点いていた非常灯さえ消えてしまって、
  部屋の中は真っ暗闇・・・何も見えません。

  ライターの火をたよりに、廊下をのぞくと、そこも闇の世界。
  彼が非常階段を調べに行きました。
  やはり、真っ暗でした。
  孤立してしまったような不安に押しつぶされそうになりました。
  これで、本当に逃げることが出来ない・・・
  その時点で時刻は午前1時過ぎ。
  
  ただ、太陽が昇り、明るくなるのを待つしかありません
  祈るように待ち続けました。
  午前4時20分・・・
  突然、明かりが!!!
  まぶしい!目が痛い!
  復旧したようです!拍手拍手〜!ばんざ〜い!助かった〜!

  人間はなんて暗闇に弱いのでしょう。
  明かりがこんなに恋しいとは、ありがたいとは、考えたことも
  ありませんでした。

  そしてまた突然、部屋の中を拡声器のような放送が流れました。
  音が割れて、何を言っているのかわかりませんが、最後に
  ”サンキュー”といったので、良い知らせだろうという事にしました。
  長い夜でした・・・
  
  私たちが泊まっていた地域が、一番復旧が早かったようです。
  翌日になっても、マンハッタンのほとんどは、まだ電気が開通して
  いませんでした。
  最終日に予約していた、マンハッタンツアーも中止でした。

  空港も動いていません
  その日に到着する人、帰国する人は別の空港を経由したそうです。
  かなり、大変だっただろうと思います。
  私たちも帰れないのではと心配でした。

  朝方になって、妹に電話がつながりました
  そこでやっと、詳しい情報が聞けました。
  日本でもTOPニュースだったようで、ずいぶん妹も心配してました。
  せっかくの携帯電話もつながらなければ役に立ちません。

  ツアーの集合場所には一応行ってみました。
  ヒルトンホテルです。やはり誰も来ていませんでした。
  ヒルトンでは宿泊者以外にもロビーを開放していたようです。
  いくら夏だといっても、たくさんの方が路上で朝を迎えたのです。
  さすが、ヒルトン!
  でも、私たちが泊まっていたシェラトンも充分対応してくれました。

  ツアーも中止だし、仕方なく自分たちで、歩いて観光しました。
  エンパイアステートビル、マディソンスクエア
  電気が通っていないので、中には入れません。

      

  昨日、街中、人で溢れていたのは、全てのビル・デパートなどから、
  関係者以外は外へ出されたからだそうです。
  以前にも大停電があった際、略奪が発生したために、
  ビルや商店はすべてシャッターを下ろしたのです。

  そういえば、電気が使えないので、手動でシャッターを閉めている店を
  何軒か見ました。
  どのお店も従業員がドア付近に立って、お店を守るようにしていました。
  しかし、中には冷凍庫が使えなくなり、どうせ捨てることになるからと、
  アイスクリームを無料で配っているお店もあったそうです。

  夕方にはブロードウェイは復旧し、最終日に予約していた
  ミュージカルは見ることができました。ラッキ〜♪
  「ライオンキング」舞台装置はすごいと思いましたが、
  ミュージカルというより、ラスベガスのショーのようでした。
  せっかく見れたのですが、美女と野獣の方が良かったかなあ〜

         

  翌朝には、空港も再開し、無事に日本に戻ることができました。
  はじめてのニューヨークで、めったに起こらない事態に遭遇し、
  貴重な経験をすることとなりました。

  あのときの私たちの決断、冷静にいれたこと、命の大切さ、
  日常では考えたこともないような次元を二人で乗り切ったのです。

  彼が帰ってからいいました。

  あのとき、冷静でいてくれてよかった
  自分もパニック状態なのに、私まで泣き叫んだりされたら、
  もう、どうしていいかわからなかった・・・と。
  
  私も怖かった。本当に怖かった。
  死ぬかもしれないという恐怖。
  暗闇にいることの無条件な恐怖。

  でも彼がいてくれたから私は冷静でいれた。
  怖かったけど、泣きそうだったけど、
  彼のやさしさ、ぬくもりがあったからこそ、私でいられた。
  自分を見失わなかった。


  ありがとうね。これからもよろしくね。
  ずっとそばにいてね。


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